166、法定相続分のみでの一部解約

2018年07月17日

 Aさん叔母Bさんが亡くなり、O市信用金庫に2,000万円の預金がありました。
Bさんには配偶者も子供もいませんでしたので、Bさんの兄弟姉妹が相続人となります。
Bさんの亡くなった姉のお子さんがAさんで今回の依頼者となります。
 Bさんが亡くなった直後にBさんの兄であるCさんも亡くなり、その直後にCさんの配偶者Dさんも亡くなってしまいました。CさんDさんのお子さんはずいぶん前に事故で亡くなられていました。Bさんの預金の手続を行う前にCさん・Dさんと続けて亡くなったものですから、Dさんの兄弟姉妹の署名・実印捺印が必要となってしまいました。Aさんからすれば、母親の弟の妻の兄弟姉妹ということになりますので、顔も見たことがありません。戸籍をたどって調べていくとDさんの兄弟姉妹は4名で内2名は結婚することなく亡くなられていました。1名は茨城県に住民票がありますがそこに住んでいないようで行方不明です。1名はアメリカ人と結婚してそこで日本の戸籍は途切れていました。

 O市信用金庫の支店にAさんと訪問して、裁判事例から民法898条に「相続人が数人あるときは、相続財産は、その共有に属する」とあり、「各相続人が相続分の割合に応じて独立して債権を取得するものと解される」 (平成7年12月21日判決抜粋)と
Aさんが散々伝えましたが、「内規が、内規が」と言って取り合ってもくれず、解決す
るための歩み寄りも全くありませんでした。3回目に訪問した時に「本部に行くから誰のところに行ったら良いか教えてくれ」とAさんが言い、やっと本部の人間を紹介してくれました。その足でAさんは、本部のコンプライアンス室室長と話しましたが、同じく「内規がそうなっているのでどうしようもありません」と平行線でした。1時間ほど押し問答した後にコンプライアンス室室長が「私の立場でこう言ってはなんですが、裁判をされて判決が出て、裁判所命令ならばお支払いします」と言ってきました。

 最終的に弁護士の先生に依頼して裁判をしました。当日信用金庫の顧問弁護士が来ましたが、反対弁論もなく即日で終了し、無事一部解除することができました。

 他の支部の方に聞くと「一部解除普通にできた」ということも聞きましたが、今回はかたくなに拒否され、時間と費用をかなり費やすこととなりました。金融機関によっては、取り扱いが異なることがありますので、注意が必要です。

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