176、養子縁組で伯父と兄弟に

2018年10月01日

小田さん(仮名)は、自分を親代わりとなって育ててきてくれた伯父のAさんを、昨年の12月に亡くしました。伯父の所有していた不動産は自分が相続できると考えていました。ところが、手続き方法について、よく分からなかったため、地域紙の広告を見て、相続手続支援センターに連絡をしました。

 センターの担当者が小田さんと打ち合わせをした所、相続人を特定するために、戸籍謄本を取得する必要性に気づきました。
 調査の結果、次の事実を明らかにしました。
 ・小田さんは、Aさんの養子ではない。
 ・小田さんの祖父は、前妻と死別していて、のちに後妻を迎えている。
 ・小田さんは、祖父の前妻との子の子である。
 ・小田さんは、幼い時に祖父の後妻甲の養子になった。
 ・小田さんの伯父Aさんは、小田さんの祖父の後妻の養子になった。
 ・Aさんには、妻も子供もいない。よって、Aさんの相続人は、Aさんの兄弟になる。
 ・小田さんの父は、行方不明であるが、健在する。

 これらの事実から、相続関係図を作成しましたところ、伯父のAさんと小田さんは、両名ともに、祖父の後妻の養子になっていることから、戸籍上兄弟でした。つまり、小田さんは、小田さんの父ともに、Aさんの相続人になり、小田さんは、法定相続分として、Aさんの遺産2分の1を相続する権利をもったのです。

 センターは、行方不明の相続人である小田さんの父を捜すため、父の戸籍の附票を取得し、そこで判明した実父の住所へ、Aさんの亡くなったことと、小田さんと共に相続人になっている旨をお知らせしました。

 小田さんは、実父との遺産分割の話し合いの結果、Aさんの所有していた不動産を取得し、不動産の価値の2分の1に相当する現金を実の父に支払うことで合意しました。
 小田さんは、幼い時に離れ離れになって以来、十数年ぶりに父と再会しました。
 小田さんの父は現在ガンで、2回目の手術を受ける直前でした。感情的なすれ違いをもつものの、小田さんは、現在、今までの空白を埋める時間を持とうと、新たに親子関係を築こうとされていらっしゃいます。

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