216、相続した財産を、弟の元妻に処分されたくない!

2019年08月05日


山田花子(仮名)さんは、父が自分の所有する土地を担保に融資を受け、その資金で公園や運動場を作る仕事を見て育ち、父を尊敬していました。
将来、弟 幸雄(仮名)さんに家業を継いでもらいたいと花子さんは願っていました。

 花子さんは、「婚姻中、元妻(Bさん)に、底をつくまで預金を浪費され、離婚調停の結果、息子(Cさん)の親権をBさんに渡さざるを得なかった」という
弟 幸雄と2人兄弟です。
 花子さんは、元妻(Bさん)を「お金のためなら何でもする人」と感じています。

 ある日、花子さんは、父、太朗さんを交通事故で突然亡くしました。

 花子さんは父の家業と運転資金の生命線でもある福山家代々の土地をどう守っていくか頭を抱え、相続手続支援センターへ来られました。土地の相続の仕方を誤ると、幸雄さんの元妻(Bさん)に土地を売却されてしまう可能性があると花子さんは感じていたようです。

 花子さんは、病気がちの幸雄を見て、「弟の若すぎる死」を常に覚悟していました。
今回、幸雄に土地を相続させること、万一、息子(Cさん・現在11歳)の成人前に幸雄の死を迎えれば、この土地を渡すことになります。となれば、
「息子(Cさん)の親権者である元妻(Bさん)の意のままに
、土地を処分されてしまうだろう。」花子さんは、こう思わずにはいられませんでした。

「この危険に備えるためには、どう相続したらいいのか?」
 花子さんは、次の3つの選択肢を検討しました。
1・花子さんが単独で相続
 ◆メリット
  土地を元妻(Bさん)から守れる。
 ◆デメリット
  幸雄さんの感情を損ねる。
2・花子さんと幸雄さんが、1/2ずつ共有で相続
 ◆メリット
  ①元妻(Bさん)の意思のみによる土地の売却を阻止できる。花子さんが権利証と印鑑証明書を出さない限り土地を売却できないため。
  ②土地の管理方法について、元妻(Bさん)の自由にさせないことができる。
 ◆デメリット
  土地を2つに分筆され、それぞれを花子さんと元妻(Bさん)の単独所有にされうる。
3・花子さんがわずかの持分(1/100程度)を持ち、幸雄と共有で相続
 ◆メリット
  元妻(Bさん)の意思のみによる土地の売却を、阻止できる。
 ◆デメリット
  ①土地の管理行為を元妻(Bさん)の意思でされる。
  ②土地を1:99の比率で2つに分筆され、1の方を花子さん、99の方をBさんの単独所有にされうる。

 花子さんは、熟慮の末、幸雄と1/2ずつ共有で土地を相続しました。

 その後、花子さんは、幸雄に、5年間遺産の分割を禁止する旨の遺言を残すようアドバイスしました。「遺産分割禁止の間に息子の成人を迎えられれば、法定代理人でなくなる元妻(Bさん)に、土地を売却されることはない。息子(Cさん)も福山家の血を引く者、先人後、家業を無下にするようなことはしないだろう。」と考えたのです。
 花子さんは、これら手続きを終えたのち、幸雄の健康と幸せを願いつつ、夫と家業を少しずつ成長させています。

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