219、今でも悔やむ真冬の悲劇

2019年09月02日

 亡き妻の相続の手続きを進めている最中に悲劇は起こりました。
 それは、依頼者である夫が、真冬の寒い折、全裸にて凍死しこの世を去ったことです。
夫は、数年前に脳梗塞で倒れ右半身が思うように動かない状態でしたので、歩くことも大変な状態でした。昔ながらの気性で、他の相続人に遺産分割協議書への署名や捺印をしてもらうことだけは、頑として「わしが責任持ってもらいに行くから大丈夫や」とおっしゃっていました。身動きがままならない状態で本当に大丈夫なのか心配だったので、「私の方でお手伝い出来ますよ」と再三声を掛けましたが、その都度「わしが責任持ってもらいに行くから大丈夫や」と口癖のようにおっしゃられ、全く駄目でした。

 そこで遺産分割協議書への署名や捺印をお任せするようになってからは、週明け毎に状況確認のための電話をするようにしました。それから2週間目の電話をした時に、何度掛けても電話に出なかったので「どうしたのかな」と不安に思いましたが、週明けにまた電話をすることにしました。
家の外観はきちんと戸締まりをしており、外から携帯で電話を掛けても、呼び出し音が家の中から聞こえてくるだけで、お留守の状況でした。その日はとても寒い日だったので、「他の相続人に署名や捺印をもらいに行って、泊まったりしているのだろう」と勝手に思い、その場を後にしました。4週目も状況は変わらず、1ヶ月が過ぎようとしていた時、甥からの電話で状況が一変しました。警察での死体検案等によると、おそらくお風呂に入ろうとした際、右半身が不自由のため、何かのきっかけでつまずいてしまい、その際に頭を強く打ったため起き上がることが出来ず凍死に至ったとのこと。死亡推定時期はその年一番冷え込みが強く、ちょうど私が様子を見に行った日前後だったのです。
あの日、「何か出来たのではないか」と悔やまれてなりません。
寒い冬が訪れるたび、依頼者の口癖だった「わしが責任持ってもらいに行くから大丈夫や」が今でも脳裏によぎります。

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