260、奥が深い遺族年金の申請・健康保険などの切り替え手続き

2020年06月29日

 突然の夫の死。
 お葬式を無事に終えた松本さま(仮名)が、思い出と悲しみに浸る間もなく、要求される手続きが
健康保険の切り替えです。松本さまは、夫(会社員)の扶養家族だったので、
原則、夫が亡くなった日から14日以内に国民健康保険への切り替えをしなくてはいけません。
 手続が遅れると無保険状態ですから、その間に、病院にかかった場合は、全額自己負担になります。
松本さまに会社などへ勤めているお子さまがいらっしゃれば、扶養家族として、
お子さまの健康保険に入れてもらうこともできます。
 しかしながら、勤務先の健康保険によっては、加入できる要件が異なり、
誰でも入れるわけではないことから、勤務先の健康保険へ早急に加入要件を確認する必要があります。
 要件を満たしていても、なかなか加入させてくれない健康保険もあります。
 健康保険の切り替え手続きと同時に進めたいのが、遺族年金の申請です。
 夫の死亡が、在職中なのか、定年退職後なのか、年金受給中なのかによって、
手続きに必要な書類が異なります。せっかく年金事務所に手続きに行っても、
1つでも書類が揃わなければ出直しです。
 松本さまの場合は、夫の勤務先に企業年金もありました。
企業年金は、その種類や勤続年数によって、松本様が請求する先が異なります。
 年金の請求は、健康保険とは違い、夫が亡くなってすぐにしなければならないものではありませんが、
申請が遅くなればなるほど、支払われる時期が遅れるので、貯蓄を崩して生活する日が続くことになります。
夫名義の口座から生活資金を引き出せない状況下、手持ち資金と松本さま自身の口座にある残高で
暮らして行かなければなりません。
 生活資金の確保を真っ先に確認しておくことも、相談員の役割だと気付いた案件でした。

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