265、旧樺太の戸籍請求上の注意点

2020年08月03日

 ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、本籍地が、
①北方四島の戸籍と、②樺太(サハリン)の戸籍は現在も請求することができます。
もちろん北方四島や樺太に郵送で請求するわけではなく、
①については法務局の根室支局(一部は根室市)、②については外務省の外地整理室となります。

 5~6くらい前のことでしたでしょうか、××村の戸籍が外地整理室に保管されていないことの証明を
請求したところ、すんなりと発行してくれました。
ところが、3~4年くらい前に△△村の戸籍が外地整理室に保管されていないことの証明を請求したところ、
外務省の担当者は昭和31年の法務省民事局長通達を持ち出し、
「法務局関係、例えば相続登記に必要なために、保管されていないことの証明が必要という理由でなければ
交付できない。登記に必要という理由で司法書士からの請求であれば交付できる。」
と対応が変わっていました。この時は不動産の登記手続があったので、
登記手続を依頼することとなっていた司法書士から保管されていないことの証明を請求していただき、
同司法書士が入手した証明を添付して、登記手続が行われました。

 そして2~3年前に○○村分について、やはり樺太の戸籍を遡る必要があったので、
前回の経験を踏まえ、事前に電話で確認したところ、
① HPを見て分かるように、外務省に保管されているのは6村分のみ、
そしてこの6村分のものについても全て保管されているわけではない。
したがって、この6村分については、あれば交付し、なければないことの証明を交付する。
② 豊原市と他の35町村については、HPに記載していないため、
外務省に保管されていないことは公知である。したがって「ないこと」の証明は出さない
(上記①のように、あるかないかが分からない状態で無ければないことの証明を出すが、
無いことが当然なので出さない。)相続関係を証明するという理由で必要ということであれば、
依頼者や金融機関などに上記の「出さない」趣旨を説明すれば事は足りる。
との回答でした。

 因みに前回と同じ司法書士へ上記の旨紹介・確認したところ、
「不動産の手続きがあっても、"保管されていないことの証明交付"を拒まれた。」との回答。
「司法書士は遺産分割協議書の末尾に、"なお、戸籍の一部が樺太のため添付できないが、
相続人何某、何某、何某以外には相続人がいないことを証明する。"と記載するようにしている。」
という回答もいただきました。
外務省の言い分も分からないではないですが、今までの担当者の取り扱いが間違っていたのでしょうか?
ごく稀かもしれませんが、「保管されていないことの証明」は無条件に出してくれると思っている
金融機関担当者などがいないとも限りませんので、ご留意ください。

【無料相談受付中】通話料無料のフリーダイヤル 0120-366-595 今すぐお気軽にお電話をどうぞ。
いまをすてきにすごしているあなたへ、エンディングノート「わたしの歩いた道」
サービスのご案内
相続手続一覧

無料相談受付中 通話無料のフリーダイヤル 0120-366-595

お客様の声

過去の事例

相続支援センター全国ネットワーク

事務局の地図はこちら