273、管理のためにつけた口座名義で手続きできない

2020年09月28日

ご主人が亡くなり、奥様から相談を受けました。
 奥様はご自身で相続手続を進めようと金融機関を何度か訪ねたのですが、
手続が進まず憔悴しきって相談に来られました。

 御主人は、弁護士で、御自身のことは全て自分自身で行っており、
奥様は事業の事は全く関わっておられませんでした。
 御主人は、管理を行う上で業務ごとに口座を別けていたり、
顧問先ごとに預金口座を別けて管理されていました。
 その顧問先に企業の顧問先があり、預金口座にその企業の名義が一部入っている口座がでてきました。

 相続手続を進めようとしたところ、ある金融機関からこの口座は、
通常の相続手続では手続できないと伝えられました。
事務所で働いていらっしゃった事務員から取引内容を確認し、口座名義の趣旨を説明しましたが、
手続ができないとの一点張りです。
 口座開設当時の判子があれば、手続できるとの事でしたが、永らく動きも無い口座で、
探しましたがその判子も発見する事が出来ませんでした。
 このままでは手続が進まないため、その名義の企業に連絡し、数年前の顧問の状況や経緯を確認し、
金融機関に連絡を行いました。
 またその金融機関にも、口座を作成した当時の事情の調査を依頼しました。
 この口座は、かなり以前に作られた口座で、更に統廃合があり、
口座を作成した当時の経緯記録が分からないということで、手続方法を本部で協議してもらう事となりました。

 1ヶ月程何度か協議を重ねた結果、理解してもらい、通常の相続手続で進められる事となりました。
 奥様は、手続が進むにつれ元気になり、無事手続を終える事ができまし

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