291、相続人が行方不明

2021年02月15日

ある日相談者Aさんから「妻Bが亡くなったのだが、息子が行方不明のため相続の手続きが出来ない」
との相談がありました。
ご夫婦の間には息子Cがいたのですが、借金をかかえたのを機に家を出て行ってしまい、
それから音信不通になってしまっているとのことでした。

 相談後、息子Cの居場所を突き止めるためにまず、本籍地で附票を取得しました。
附票とは個人の住所の履歴が載っている書類のことです。これを確認すれば、
息子Cが今現在どこに住所をおいているか分かる可能性があります。
 しかし、今回取得した息子Cさんの附票に記載されている住所地には、
斜線が入っており抹消されていました。居住の確認が出来ないため役所の職権で抹消をしたとのことです。
 つまり今現在、住所不定の状態であるとのことです。
 念の為、Aさんは抹消された住所地に行ってみたのですが、
やはり人が住んでいる形跡はなかったそうです。

 その後、息子Cを探し出すのは困難になりそうであったので、
Aさんと相談した上で「不在者財産管理人選任」の制度を使い、相続手続きをすることにしました。
 不在者財産管理人選任とは、従来の住所または居所を去り、
容易に戻る見込みのない者(不在者)に財産管理人がいない場合に家庭裁判所に申立て、
財産管理人を選任してもらう手続きです。

 幸い、Aさんには財産管理人になってもらえる方がいたので、その方になってもらいました。
その上で、息子Cの代わりに不在者財産管理人が遺産分割協議出来るよう家庭裁判所に許可をもらい、
相続の手続きをしました。

 Aさんとしては遺産の整理は出来ましたが、
妻Bが亡くなったことを息子Cに伝えられないことが心残りであるとおっしゃっていました。
「自分が生きている間に妻Bの墓前になんとか息子Cを連れていき、はじめて妻Bの相続が完了する」と、
最後に私たちに話してくれました。

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