303、大往生

2021年05月10日

1年前にAさんが『妹のBが亡くなりまして・・・』とご相談に来られました。
お話を伺うとBさんにはご主人も子供さんもいらっしゃいましたが、二人とも既に亡くなっており、相続人はお母様お一人とのことでした。
その時お母様は102歳。年齢的に認知症が心配されましたが、とてもしっかりとしておられ、『子供も婿も孫も順番を守ってもらわないと困る』と大変悲しんでおられました。
 
相続人であるお母様からご依頼を受け、Bさんの相続手続きをお手伝いしていると、Bさんの夫と子供名義の不動産や株券が出てきました。それらの名義変更も完了。ほっと一息し、お母様は『あの子たちの分も長生きしなくてはね。手続きが済んで本当によかったわ。』と言っていただき、相談員も大変うれしかったことを昨日のように覚えていました。

その年の暮れに相談員が事務所に帰ってくると、Aさんから電話があった旨のメモがデスクにありました。
『まさかお母様が』と思い電話をかけると、やはり残念ながらお母様がご逝去されたとのことでした。お母様の相続人はAさんおひとり。通常、年長者から順に引き継いでいくはずの相続財産ですが、婿から孫へ、孫から娘へ、娘から母へと引き継がれた財産をAさんは相続し、「先に亡くなったみんなのためにこれからの人生を使っていきたい。家を守っていきたい」と強い気持ちをお話ししてくださいました。

個が尊重される時代ですが、亡くなったお母様が相談員に話してくださった下記の言葉が、現代人に足りない考えではないかと、今でも忘れられません。

『私はみんなに生かされている。この気持ちを大切に、生きている家族が生活していかなくてはいけません。Aにはそれを忘れずに伝えて、その後のみんなの供養を任せます。』

Aさんにしっかりと引き継がれたお母様の思い、不動産よりも、預貯金よりも素敵な相続財産だと感じました。

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