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相続コラム

2025/01/08 相続ニュース

国税庁から相続税の調査等の状況が発表されました!

令和6年12月に国税庁から相続税の調査等の状況が発表されました!

詳細資料は以下のリンクからご確認ください。

相続税の調査等の状況

 

実地調査をしながら、文書、電話による連絡又は来署依頼による面接により申告漏れ、計算誤り等がある申告を是正するなどの接触(以下「簡易な接触」といいます。)の手法にも力を入れているとのことでした。
その結果、令和5事務年度においては、接触件数は 18,781件(対前事務年度比 125.2%)、申告漏れ等の非違件数は 5,079件(同 137.8%)、申告漏れ課税価格は 954 億円(同 139.0%)、追徴税額合計は 122 億円(同 140.8%)と、いずれも簡易な接触の事績の公表を始めた平成 28 事務年度以降で最高とのことです。

 

相続税の簡易な接触の事績の推移_cropped

 

さらに、実地調査についても追徴税額は 123 億円(対前事務年度⽐ 111.4%)と増加し、公表を始めた平成 21 事務年度以降で最高となりました。

コロナ渦以降、相続税の調査に力を入れていることがわかりますね。

 

財産別件数_cropped

 

そして、上のグラフから申告漏れは「現金・預貯金・有価証券」といった金融資産が4分の3以上占めていることがわかります。

「通帳のない口座」「名義預金」「海外預金」「タンス預金」「デジタル資産」など、相続人が把握しきれない財産があると余計な加算税を支払う可能性がでてきます。

相続人が把握していなくても国税局側はお見通しですので、終活として自分の財産をノートにまとめるなど「見える化」しておくと残された相続人に親切ではないでしょうか。

 

 

出典:国税庁ホームページ 令和5事務年度における相続税の調査等の状況|国税庁

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