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相続コラム

2025/12/15 相談事例

年が離れていても大事だった夫

 1鈴木さん(女性)は年の離れた夫と二人暮らしで、結婚して7年目。鈴木さんは35歳、夫は64歳。夫も初婚ですが、25年前に亡くなった妹の子を養女として迎えており、その養女はすでに社会人で、離れて暮らしています。

 二人の出会いはカルチャー教室。鈴木さんが講師を務める書道教室に、夫が習いに来たことがきっかけでした。話していて価値観が近いと感じた二人は、急速に距離が近くなり、ほどなく結婚し、仲良く暮らしてきました。

 

 そんな二人に予期せぬことが起こりました。元気だった夫が突然倒れてしまいました。

 病名は癌でした。かなり進んでいました。もっと前から痛かったはずですが、夫はそんなそぶりは見せませんでした。ただ咳き込むことはたびたびで、鈴木さんも気にはなっていました。

 夫は、自分がもう長くはないと感じ、遺言を作成することにしました。

 遺言を作成してから1年後、夫は亡くなりました。

 

 遺言の内容では、鈴木さんが引き継ぐ財産のほうが養女の分より多くなっていました。

 養女は気に入らない様子でした。遺留分も考慮されているため、遺言の内容に問題はないようですが、鈴木さんは養女ともめたりはしたくない、と困っていました。

 遺言を確認してから2週間後、養女が鈴木さんを訪ねてきました。

 養女は、今まで夫からもらった手紙を読み返してみたようです。鈴木さんと暮らせて幸せだ、とても大事にしてもらっている、というようなことが書かれていたようです。

 男手ひとつで、しばらく自分を育ててくれた人が、一時でも幸せに暮らしてきた、そのことが再認識できたので、この遺言の内容で受け入れる、という養女の言葉に鈴木さんは救われた気がしました。

 今では、鈴木さんと養女はたまに一緒に食事に行く仲だそうです。   (499)

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