368、母は再婚だった

2022年10月11日

佐藤さん(仮名)は、亡くなったお母さんの銀行預金を解約しに行ったところ、解約手続きをするにはお母さんの出生から死亡までの戸籍が必要である旨の説明を受けました。佐藤さんは早速戸籍の収集をしたところ、なんとお母さんは再婚であり、前夫との間に子供もいることが発覚しました。

佐藤さんとお父さんはびっくりしてすぐさま、母方の親戚に問い合わせると、確かに生まれ故郷の田舎で一度結婚をしていたが、再婚の際には親戚一同がその事実を隠してきたとのことでした。子供も田舎で前夫と暮らしていました。

佐藤さんの戸籍から上記事情を知った銀行からは、前夫との間の子供も相続人となるので、手続書類にはその方の署名、押印もないと解約手続きは出来ませんと言われてしまいました。それを聞いたお父さんは、夫婦で懸命に築き上げてきた財産を聞いたこともない子供にはあげたくないと大変激怒し、また再婚の事実を知ったこともありショックで寝込んでしまいました。

その後、佐藤さんは、一人で母方の田舎へ前夫の子供との話し合いに行きました。これまでの事情やお父さんの意思を伝えると、幸いにも子供は快く相続放棄に応じてくれたとのことです。また遺産争いになることなく、親切な対応をしてくれたこともあり、兄弟に出会ったことにお互いに感激し、意気投合したとのことでした。

相続手続きは原則、相続人全員の押印等がなければ手続きをすることが出来ません。今回のように平和的に進めば良いのですが、普段目にすることのない戸籍によって身分関係が洗いざらいになってしまうこともあります。心あたりのある方は残された家族のためにも、何らかの対応はしておくと良いのかもしれません。

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