372、3年ぶりの連絡

2022年11月7日

突然のお電話でした。3年前ご兄弟の相続をお手伝いしたときに一度お会いしたことのあるAさんからのご連絡でした。

3年前、75歳になるBさんから、「弟が亡くなって」とご相談がありました。弟さんは独身で、相続人はご兄弟です。Bさんから兄弟の中に連絡がつかない人がいるとお話があり、事前調査の依頼を受けご兄弟を探しました。

同じ県内にいたものの、Bさんの住んでいる場所から100キロ以上離れた場所にいることがわかりました。お手紙を送っても連絡がなく、様子を見に行くことになりました。Bさんと一緒に100キロのドライブ、住民票の住所へたどり着くとそこはアパートでした。住民票に部屋番号の記載がなく、名前もありませんでした。

困り果てて近くの弁当屋さんに行くと、「偽名を使ってこのアパートに住んでるよ」と聞き、早速Bさんと行きました。その偽名を使っていた兄弟がAさん、実に50年ぶりの再会だったそうです。お二人とも以前の印象とは違うもののやはり兄弟、すぐに分かったようです。しかしAさんからは「知らない、関係ない、警察を呼ぶ」と言われ、少し離れた場所から見ていた私が事情を説明しました。

なんとか遺産分割協議書にサインをいただき、印鑑証明書は後日お送りいただくことに。しかし届いた印鑑証明書と押してもらった印鑑が違っていました。もう二度と連絡してこないでとお手紙も入っていたことで、Bさんは手続きをあきらめてしまいました。

あれから3年、突然Aさんからお電話があり、Bさんと連絡が取りたいと。どうやら終活ブームや孤独死等のニュースにより、自分がもしもの時どうなるのか、真剣に考えたのだそうです。「自分の身寄りは兄弟しかいないし、私も、もう歳だしさ」とAさん。私はBさんの連絡先を教え、あのときの印鑑の話をすると、送っていただければきちんと押しますと。
相続の手続きでモメるケースがどんどん増えていますが、親身にお手伝いすることで人の気持ちが変わるのだなと思いました。

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