390、大震災を乗り越えて相続手続き

2023年3月20日

平成22年10月、60代の女性、Kさんが支援センターに来られました。
夫が亡くなり、土地の名義変更を進めていくと、土地の名義が夫の父の父(曽祖父)で昭和38年の相続がまだ終えていないことが分かり、大変困っておられました。
家を新築するためにはどうしても、土地の名義を自分の名義にしたいとのことで、手続きを進めることになりました。

 まず、相続人を確定するために、被相続人の戸籍謄本等を取り寄せて住所も併せて追っていきました。
平成23年3月11日、Kさんと電話中に震度7の大揺れがあり悲鳴と共に電話が切れてしまいました。東日本大震災の発生の瞬間でした。その地震の被災で病院に3ヶ月間くらい頭を負傷して入院していたKさんとは、連絡が全く取れませんでした。
Kさんが退院後、手続きを再開し相続人に連絡をとり、遺産分割協議を進めていきました。
まだ会ったことのない相続人に印鑑証明書の取り寄せをお願いして、罵声を浴びせられたことも多々あったとのことでした。
相続人の中には、外国人と結婚している方や行方不明の方もおられました。
27人の相続人が確定したのは、平成25年になってからでした。
最後に同意を得た相続人の男性は、会ってから転居して行方知れずとなり、再度探して同意を得るまで更に1年くらいかかりました。
平成26年9月に全員の署名印を頂き、10月に相続登記を終え、権利証を取得しました。
口では、言い表せない今までの苦労ですが、「本当にあきらめないで良かった、相続手続支援センターの皆さまの励ましがあったからこそ、終えることができました」と感謝の言葉を頂き、双方共に苦労を称えあいました。

一人で悩まないで、相談できるところがあることを沢山の方に知っていただきたい
との、感謝の言葉も頂きました。

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